スライド:木村重成像
スライド:木村重成像

木村重成って誰なの?

もっともだと思います。2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」はご覧になられましたでしょうか?

哀川翔演じる後藤又兵衛を師のように仰ぎ、出陣前に髪に香を焚きつけて、最後はあえなく泥の中で討ち死にした武将と言えば、少しは思い出していただける人もいるのではないでしょうか。白石隼也さんという俳優さんが演じておられました。仮面ライダーウィザードですよ? 大丈夫ですか? 大丈夫ですね?

はい、これで仮面ライダー好きの人も視野に入ってきました(違。

めんどくさいので大阪の夏の陣の説明はすっ飛ばしますが、豊臣家が滅亡する最後まで、秀頼に仕えた武将です。

ナレ死(死ぬ場面がなく、ナレーションだけで済まされてしまうこと)の多い真田丸でしたが、極めて戦国武将らしいきちんとした死に方をさせてもらっていました。それくらい大事な役どころですし、それだけに東大阪市にとっても大事な武将だと言えるでしょう。

その木村重成の像が東大阪市にあります

そもそも東大阪市の位置について説明しておいた方がよいと思いますが、大阪城から見て東側に位置しています。

そして奈良方面から進軍してきた徳川軍は当然この辺りを通ります。それを待ち受けて戦おうとしたのが、八尾・若江の戦いです。正確には若江と八尾の両方で戦闘が展開されたので、若江の戦いを指揮したのが木村重成ということになります。ちなみに八尾の戦いは長宗我部盛親が指揮していました。

この八尾・若江の戦いが行われたのが1615年5月6日、翌日に大阪城の南で決戦が行われています。大事な前哨戦を任されたのが当時23歳と言われた木村重成で、その陣跡に像が建てられたのがこのスポットです。

戦前は銅像、現在はコンクリート製

あまりにも雑な場所にあるので、そもそもこれはいつ頃からあるものなのだろうと思って調べてみましたが、ちょっとよくわかりませんでした。

戦前は銅像だったという記述を見たので、それ以前からあったのでしょうが、戦争で供出されて今はコンクリート製になっているとのことです。

コンクリートと聞くと一気にテンションが下がってしまいますが、若江の戦いの陣屋跡の目印ということで納得してください。

参考までに私は初めてここに行ったとき、像の前を2回通り過ぎ、3回目にようやく気づくことができました。

お墓と古戦場もセットでどうぞ

この近くに木村重成のお墓もありまして、そちらは普通の公園になっております。南の方へ徒歩10分ほどです。

普通はこちらをメインで紹介するべきなのでしょうが、一応八尾市に入ってしまうので、東大阪側を紹介しておきます。


木村重成のお墓

この公園の前には川が流れていますが、この辺りが若江の戦いの古戦場になるそうです。

大群相手なので湿地帯に誘い込んで戦おうとしたようですね。


今では市内に住む人でも何もないと思っているこの辺りですが、昔は若江城という城もありました。応仁の乱では京都が焼け野原になったという話が記憶に残りやすいのですが、若江城を巡る戦闘も行われており、要所であったこともわかります。

そして、木村重成の名は今も地名として残っています。


若江城跡


若江木村通りの標識


この若江の戦いについては、東大阪市役所がきちんとした動画を作っているようです。ちゃんと真田丸放送の前に作っていたんですね。また川を挟んで反対側には、徳川方で戦い戦死した山口重信の墓もあるんですね。


木村重成については司馬遼太郎の短編が

木村重成については、20世紀の東大阪市で最も有名な2大巨頭である司馬遼太郎先生(もう一人は塩川正十郎)の「おれは権現」という短編集に『若江堤の霧』という話がありますので、興味を持たれた方は読んでみましょう。

私が知る限り、木村重成が主人公の話はこれだけです。古書にはあるようですが、まず手に入らなさそうですね。


マニアにとってはたまらないスポットですが、一般の方は滋賀県彦根市の宗安寺に、木村重成の首塚がありますので、そちらをおすすめします。

彦根城とひこにゃんのセットには、若江城とトライくんでは勝てませんので。


店名 木村重成像 (Statue of Shigenari Kimura)
所在地 東大阪市若江南町1-8-14
アクセス

どの駅からも遠く、見つけにくい場所であるため、徒歩なら20分歩く覚悟が必要。周辺には特に何もないため、車かレンタサイクルでの移動がおすすめ。

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About さかもとくにお

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東大阪市でフォルトゥナという屋号でホームページを作ったり、コンサルティングをしています。生まれてからずっと東大阪市在住です。 このサイトも自身で製作・運営しています。スマホなどの位置情報をウェブサイトで使ってみたいという方はぜひお声がけください。